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オシロスコープの使い方

オシロスコープの例

 オシロスコープは変化する電圧の波形をみるための装置で、テスターでは変化する電圧は平均値を示すため、正弦波交流での測定値はゼロになってしまい、測定することはできません。テスターの交流レンジで測定すれば、整流して直流に変換した電圧の平均値を実効値に換算した電圧が計測されますが、正弦波以外の波形では誤差が大きくなります。

 オシロスコープでは横軸に時間、縦軸に電圧を表示しますので、結果的に波形が画面に表示されます。

 ただ、そのままでは波形は時間と共に流れてしまったり、人間の目が追い付かずに何重にも重複して見えてしまうため、波形の条件を設定するとこにより止まって見えるようにするための「トリガー」という仕組みが追加されました。当初は「トリガー」の仕組みは特許で保護され、「シンクロスコープ」という名称で販売されていたため、現在でも「オシロスコープ」のことを「シンクロスコープ」と呼ぶ人は年配者に多いです。

横軸(Horizontal)

 横軸は時間軸ですので、1目盛の時間を設定します。この時間軸は測定しようとする周波数によって選ぶ必要があり、時間軸が短くなると結果的に表示される波形が大きくなります。単位は目盛当たりの時間で、TIME/DIVと書かれていると思います。

 縦軸は電圧軸ですので、1目盛当たりの電圧を設定します。この電圧軸は測定しようとする電圧によって選ぶ必要があり、設定が小さいと波形が大きく表示されますが、画面からはみ出してしまうこともありますし、大きすぎると波形が小さすぎて見えないため、適切に設定する必要があります。単位は目盛当たりの電圧で、たとえば5V/divなら5ボルトの電圧で1目盛の波形が表示されます。