ステッピング・モーター駆動原理

マイクロコンピューターの例 アクチュエーター
マイクロコンピューターの例

 ステッピング・モーターには大きく分けて、電流を片方向にしか流さない「ユニポーラ」と、電流を双方向に流す「バイポーラ」の2種類あります。

 一般的にバイポーラは回路が複雑になりますが、効率が良く、バイポーラは回路は簡単ですが効率が悪いのですが、ステッピング・モーターを直接つなげるステッピング・モーター用ICの普及により、徐々にバイポーラが使われることが多くなってきました。

2相ユニポーラステッピングモーターの例
2相ユニポーラステッピングモーターの例
2相バイポーラステッピングモーターとユニポーラステッピングモーター
2相バイポーラステッピングモーターとユニポーラステッピングモーター
2相ステッピングモーターの図記号
2相ステッピングモーターの図記号
2相ステッピングモーターの駆動回路
2相ステッピングモーターの駆動回路
トランジスタを使った2相ステッピングモーター駆動回路
トランジスタを使った2相ステッピングモーター駆動回路

 2相ユニポーラ型ステッピング・モーターの駆動回路は、モーターのコイルに電流を両方向に流さないとならないので、回路が複雑になります。

 4個のトランジスタがアルファベットのHの形に見えるため「Hブリッジ」または「フル・ブリッジ」と呼ばれます。

ステッピングモーター駆動回路が壊れる原理
ステッピングモーター駆動回路が壊れる原理

 また、Hブリッジは正しく制御しないとトランジスターがショートして壊れるため、ソフトウェアでタイミングを作るのはおすすめできません。

 ちなみにHブリッジの半分のトランジスタ2個だけの回路は「ハーフ・ブリッジ」と呼ばれます。

2相ユニポーラステッピングモーターステッピングモーター駆動回路の原理
2相ユニポーラステッピングモーターステッピングモーター駆動回路の原理

 ユニポーラ型ステッピング・モーターの駆動回路は、電流を片方向にだけ流せば良いので、バイポーラ型のようなHブリッジは必要なく、コイルの数と同じだけのトランジスターがあれば可能です。具体的には次の図のような駆動回路になります。

2相ユニポーラステッピングモーター駆動回路の例
2相ユニポーラステッピングモーター駆動回路の例

ステッピング・モーターの駆動回路の写真はこちら

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